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【初心者でも撮れる】日本の四季を切り取ろう ~秋の風景写真撮影編~

秋の風景写真撮影

前回に引き続き、今回は四季の中の秋の写真を撮影する際のポイントということですが、秋の代表的な被写体といえば、紅葉が一番はじめに頭に思い浮かぶのではないでしょうか。

紅葉には赤や黄色などの色がありますが、その色を鮮やかに表現するにはカメラ側の設定が非常に重要になります。

撮影する場所の天候や光の向きによっても最適な設定は変わっていきます。

夏の被写体の撮影の際に使用したフィルターのうち、PLフィルターはこの紅葉撮影に
おいても非常に役に立ちます。

また季節感を出すという意味でも春編、夏編と同様にホワイトバランスや露出補正が非常に重要になってきます。

使用した機材

基本的には標準域の焦点距離のレンズや望遠レンズがあれば大丈夫です。

大三元レンズであればボケ味をいかした写真を撮ることができます。

・TAMRON 28-75mm F2.8

・TAMRON 70-200mm F2.8

・PLフィルター

基本的な設定

カメラの撮影モードは絞り優先モード、もしくはマニュアルモードにし、F値を変更できるようにしておきます。

全体的にピントを合わせたいときはF8~11ぐらいまで絞り、紅葉の葉単体を撮影するのであれば背景はボカした方が良いので、絞りは開放にしましょう。

シャッタースピードは手振れのしないシャッタースピード、ISO感度は昼間であれば100など低い数値で大丈夫です。

天候や光によって露出補正をおこなう

紅葉撮影をする場合は山の中や林道、公園など様々な撮影シーンがあります。

それぞれの撮影シーンに合わせて露出設定を行います。絞り優先モードではカメラが適正露出を決めてしまうので、好みの露出になっていない場合は、露出補正ダイヤルを使用して微調整をしましょう。

基本的には空に向かって撮影するときはプラス補正、下向きに撮影する場合はマイナス補正をすると良いといわれています。

適切なホワイトバランスを設定する

紅葉のきれいな発色をだすにはホワイトバランスの設定が必要不可欠です。

基本的にはオートでも問題はありませんが、曇りや雨の日などはホワイトバランスを変更しなければ、紅葉の発色が悪くなりますので、曇りや雨の日などはホワイトバランスは「曇天」や「日陰」などに変更しましょう。

晴れの場合は「太陽光」にし、木々の中で撮影する場合などは色温度を暖色系にすることで、紅葉の色が綺麗に表現することができ、秋らしい写真に仕上げることができます。

仕上がり設定で好みの微調整をおこなう

ホワイトバランスと同様に仕上がり設定やクリエイティブスタイル、ピクチャースタイルなども天候や状況に合わせて小まめに調整するのがベストです。

太陽光が紅葉にあたっている場合は、これらの設定を誤ってしまうと鮮やかになりすぎて不自然な写真となってしまいます。

鮮やかな色を出そうとしすぎて、紅葉の色がすべて同じようになってしまう色飽和にならないように注意が必要です。

その為、太陽光が強く当たっている場合はスタンダードな設定を選ぶことが最適になる場合が多いです。

PLフィルターを使用する

太陽光が紅葉の葉に当たると葉の表面が白く反射し、本来の紅葉の葉の色が中々引き出すことができません。

そこでPLフィルターを使用することにより、光の反射を抑えて、本来の紅葉の色を引き出すことができます。晴れの日に限らず、曇天などでも、葉の表面が雲を反射させる為、思いのほか白くなってしまうことがあるので、紅葉を撮りに行くときはPLフィルターは必ず持っていくようにしましょう。

PLフィルターはKenko製のフィルターがおすすめです。

光の当たり方に注目する

順光での撮影は紅葉の色を綺麗にだすことができますが、逆光での撮影もまた違った雰囲気をだしてくれるのでおすすめです。

特に紅葉の葉だけに太陽光などが当たっている場合は木の枝をシルエットにして葉のみを適正露出に調節することで、コントラストの高い写真になり、引き締まった写真になります。

背景をボカした撮影

紅葉を望遠レンズなどでアップして撮影する際はその狙った葉以外をなるべくボカして撮影した方が良いです。

そうしなければ、ただでさえ葉の密集率が高いのでどの葉を見せたいのかわからなくなってしまいます。

一番近くにある葉を狙うのではなく、1枚だけが前後に飛び出している葉や、頭が抜けている葉を見つけることが大事になります。

また背景が暗くなるような場所で撮影することにより、より紅葉の葉を強調させることもできますし、全体的に締まった写真になります。

脇役を入れて主役を引き立たせる

写真では見せたい被写体をシンプルに見せることが基本ですが、それだけでは写真が単調になってしまうので、時には脇役となる被写体を入れることで主役を際立たせることも必要になります。

紅葉撮影でいえば、脇役として、周りの木々を入れて撮影することで色鮮やかな紅葉をより際立たせることもできます。

上ばかりでなく、下にも注目する

紅葉を撮影する時は木になっている葉ばかり注目しがちですが、下に落ちている葉もまた色鮮やかな絨毯のようになっている場所もあります。

周りとは違った視点で写真を撮ることで、同じ紅葉という写真のジャンルでも個性をだすことができます。
川などが近くにある場合は川に流れる紅葉などを撮影しても、また違った味のある写真になります。

まとめ

紅葉は他とは違い、色が濃く非常に色鮮やかです。

しかし雨の日や曇りの日などはなかなか色鮮やかに撮影することは難しいですが、露出補正や仕上げの設定などを上手に活用することで、曇りの日ではないような写真にすることもできますし、逆に曇りの日のくすんだ雰囲気の中に色鮮やかな紅葉を入れることでより紅葉を引き立てることもできます。

写真はアイデア1つで様々な個性をだすことができるのでまずは色々な視点から撮影してみてはいかがでしょうか。

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