各社から販売されているゲーミングマウスにも、それぞれ独自の特徴があります。
例えば
右手用のエルゴノミクスマウス・左右対称型の右手用、左手用のマウス
重いマウス・軽いマウス・かぶせ持ち向け・掴み持ち向け・つまみ持ち向け
等の色々な特徴があります。
現状、AIMが原因で打ち合いが勝てない・・・。あのシーンで正確なドラッグショットができていれば打ち勝つことができてたのに・・・。と悩んでいる方はゲーミングデバイスに投資し、自分にフィットするデバイスを使用することにより間違いなくゲームの上達に繋がるでしょう
今日まで有線ゲーミングマウスが主流でしたが技術の進歩で無線ゲーミングマウスの時代へと移り変わってきています。
ここ最近主流の無線ゲーミングマウスは遅延などなくコードが邪魔にならないといったメリットがあります。
無線といえば遅延が気になるというイメージがありますが、技術の進歩で最近の無線タイプのゲーミングマウスは有線に限りなく近い性能となっており、数々のプロプレイヤーが乗り換える程なので安心して使用できます。
今回はワイヤレスでありながら持ちやすく軽量と使い勝手の良さからプロゲーマーやストリーマーなどの間で圧倒的シェア使用率を誇っていたLogicool G PRO Wirelessの新型ゲーミングマウスのLogicool G PRO X Superlightをレビューします。
目次
Logicool G PRO X Superlightの紹介

Logicool G PRO X SuperlightはG PRO Wirelessの形状はそのままで重量63g未満と軽量化されたワイヤレスゲーミングマウスとなっており、2021年現在発売されているワイヤレスゲーミングマウスの中では最軽量の分類になります。
しかしG PRO Wirelessの完全なアップデートバージョンという訳ではなく、軽量化の為に、RGBライティング、DPI変更ボタン、右側のサイドボタンがG PRO Wirelessと比べて取り除かれております。
万能なワイヤレスゲーミングマウスからよりFPSに特化したという印象でFPSなどのe-sportsに分類されるゲームをプレイする分には全く支障のないものとなっています。
Logicool G PRO X Superlightはその性能と重量からプロゲーマーやストリーマーの中で次々と乗り換えられており次世代のスタンダートゲーミングマウスになるでしょう。
Logicool G PRO X Superlightのスペック
・形状:G PRO Wirelessと同じくSENSEIやFK2に近い形状
・サイズ:長さ125mm×幅63.5mm×高さ40.0(H)mm
・重さ:63g未満
実際に重量を計ってみると約60gとなっていて軽量。

さらに底のUSBワイヤレス受信機の収納カバーを外すと59gとなり、かなりの軽量ワイヤレスゲーミングマウスです。
基本的には形など前G PRO Wirelessと同じなので前G PRO Wirelessの軽量版と考えればいいです。

・バッテリー:70時間
Logicool G PRO X SuperlightはRGBライティングが取り除かれている為、G PRO Wirelessのバッテリー60時間と比較すると余計な電力を使用しないのでバッテリーが70時間と長持ちするようになっております。
Logicool G PRO X Superlightのセットアップ
G PRO Wirelessと比べ、DPI変更ボタンが取り除かれたのはマウス本体の軽量化の為だそうです。

マウスの接続は、microUSB互換のケーブル、USB-microUSB変換器、USBワイヤレス受信機を使い接続します。

無線ゲーミングマウスでは遅延を無くす為にこのように受信機をmicroUSBに変換器をつけた上でPC側にUSBを差し込みます。
そうすることで、USBワイヤレス受信機とマウス本体の距離を縮めることができ、有線マウスと遜色ないマウスの反応を出すことができます。
ちなみにUSBワイヤレス受信機はマウス本体の裏側に収納することができ、さらにはオンボードメモリが備わってるのでG HUBというソフトウェアを使えばマウス本体に環境設定を保存することができるので、オフラインイベントなどの持ち運びする際でも無くす心配なく安心することができます。
カバーはマグネットにて脱着できます。

Logicool G PRO X Superlightの充電方法
マウス本体にmicroUSBの端子があります。

USBワイヤレス受信機を取り外し接続することで充電することができます。
また疑似的な有線マウスのような使い方もできます。

Logicool G PRO X Superlightの拡張性
Logicool G PRO X Superlightは追加のソールを装着することでマウスの滑走性を向上させたりグリップテープによるグリップ感を向上させることができます。
特に手汗をかかない人はグリップテープを張ることをオススメします。

軽量化の為G PRO Wirelessでは拡張できた右側にサイドボタンを装着することはできなくなっています。

Logicool G PRO X Superlightのソフトウェア
公式HPよりインストールすればDPIを変更出来るようになります。
Logicool G PRO X SuperlightはDPI変更ボタンが無いのでソフトウェアのインストールは必須と言えます。
こちらより直接ダウンロードすることができます。

DPI変更ボタンが無いので変更する際はG HUBで変更しなければならない為、よくDPIを変更するユーザーにとっては少々不満に感じるかもしれない。
前G PRO WirelessではRGBライティングなどが備わっていましたが、Logicool G PRO X Superlightでは軽量化により排除されているので、RGBライティングの設定項目は無い。
Logicool G PRO X Superlightの使用感
私の手の大きさは17cmなのですが大きさも丁度でフィット致します。
マウスを実際に持った際の例
マウスの持ち方とマウスのフィット感が分かりやすいように画像にて紹介していきます。
・かぶせ持ちの例
癖のない形状なので持ちやすく全体的に艶消しブラック加工されていて持ちやすいが手汗をかかない人にとってはスベスベしすぎて持ちづらいかもしれない。
付属品のグリップテープを張ることをオススメします。

・掴み持ちの例
癖のない形状なので持ちやすい。親指の短い人にはサイドボタンが少し遠くサイドボタンにQCなど割り振ってる人は少し持ちづらいかもしれない。

・つまみ持ちの例
G PRO X Superlightは前G PRO Wirelessよりも20gほど軽いのでつまみ持ちでも持ちやすく、細かいAIMがやりやすい。

AIMのしやすさ
無線なので有線のゲーミングマウスと比較してもマウスを大きく振った際に生じるコードの擦れなどの障害がなく、ノンストレスでマウスを振れます。
実測60gと軽量なので重量をあまり感じずAIMのしやすさが他のゲーミングマウスに比べてAIMが飛躍的に上昇し、特にトラッキングAIMがやりやすくなりました。
個人的にはあまりこの様な表現はしたくないのですが、AIMのしやすさを求めるユーザーにとってLogicool G PRO X Superlight以外の選択肢を探す事の方が難しいくらい完成度の高いワイヤレスゲーミングマウスへと進化していました。
Logicool G PRO X Superlightの総評
良い点
・ワイヤレスゲーミングマウスの中では最軽量レベル
・形状が万人向け
・バッテリーが長持ち
・色のバリエーションも黒と白で選べる
いまいちな点
・RGBライティング機能が無いので見た目でゲーミング感を求める人にとっては気にする点かもしれない
・DPI変更ボタンが無いのでオフラインなどの大会ではスマートに使用できない
・右側サイドボタンが取り除かれているのでMMOなどでショートカットを設定する人や左利きの人にとってはやや不向き
まとめ
前G PRO Wirelessもトップシェアを誇るくらい非の打ち所がないゲーミングマウスでしたが重量が80gなので、現在トレンドの軽量ゲーミングマウスとしては少々重い分類に入っていました。
しかし、アップデートされたLogicool G PRO X Superlightの重量は約60gなので、無線と軽量を兼ね備え軽量ワイヤレスゲーミングマウスを実現させたゲーミングマウスとなっていて、さらに非の打ち所がないゲーミングマウスへと昇華しました。
世界中のプロゲーマーやストリーマーもLogicool G PRO X Superlightに乗り換えているので、ゲーミングマウスのスタンダードになるでしょう。
余談ですが著者ユンピューも数々のゲーミングマウスを使用してきましたがその中でもLogicool G PRO X Superlightは全てにおいて完成度が高く、全く不満のないゲーミングマウスです。
現在ゲーミングマウスの有線コードにストレスを溜まっている人や、ワイヤレスゲーミングマウスの重量に不満がある人、ゲーミングマウス探しに終止符を打ちたい人にとって最適なゲーミングマウスになるでしょう。
特にゲーミングデバイスとしてLEDなど見ための派手さを気にしなく、軽さや形状などの性能を優先する人にとってマストな選択となる事でしょう。
「サイドボタンなど拡張機能が欲しい」、「G PRO X Superlightはちょっと軽すぎる」と思っている人は前G PRO Wirelessはオールラウンドな性能で80gと程よい重さなのでそちらをオススメします。
